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2009年12月26日 (土)

最高のクリスマスプレゼント

今年のクリスマス。みなさんの所には、素敵なサンタさんは現れたでしょうか?

なんだか、ありきたりなFMのオープニングのようになってしまいましたが・・・。

老人施設でもクリスマス会が行われます。

お年寄りにとってクリスマスの概念ってあるのかなと思いながらも、昭和30年代を描く漫画『三丁目の夕日』でも、クリスマスの話題はあり、おそらく今のお年寄りが親として子供にクリスマスプレゼントを贈る、最初の世代なのかもしれないなと考えることもできます。

まぁいづれにせよ、なんかプレゼントがもらえる楽しい会ということで、やったらええやんという感じでやってきました。

昨年。特養のユニットのクリスマス会でサンタ役を頼まれて引き受けました。

夕食のクリスマスディナーの後に、サンタの僕が登場し2ユニット20名の利用者さんにプレゼントを渡していきました。

プレゼントといっても限られた予算の中での物なので、高価なものは買えません。低予算でそれぞれの担当職員が、プレゼントを買ってくるのです。

その中で、あるおばあさん。認知症のある方ですが、サンタから配られたプレゼントを明けると「やったー」と叫びました。

中身は、前掛けでした。

その前掛けをもって「うちほしかってん」「うちほしかってん」とユニット内を大はしゃぎで職員や他の利用者に見せて歩かれました。そしてついには泣き出し、その前掛けで涙を拭われたのです。

その方、身寄りがなく年金収入のほとんどが利用料に当てられており、ギリギリの経済状況の方でした。本人も昔から苦労をされており、施設は工場の寮だと思っておられ、収入は家賃と食事代で消えて自由に使えるお金などないと思っておられました。

その方は、いつも古くなった前掛けを身につけておられました。自分でも古くなった前掛けを気にはしていながら、でも自分にはお金がないからとあきらめておられたようです。

担当職員は、そんな気持ちを察していました。

前掛けのクリスマスプレゼントでこんなに喜ぶかと。その姿を見ていた職員の中には、もらい泣きしてる子もいてました。

担当職員の子は、「前掛けをプレゼントしたら絶対に喜んでくれると思いました。部屋で一人さみしそうに古くなった前掛けを見てはったから」。

その姿を見逃さなかったその職員はすごいと思いました。

プレゼントというのは、そういうことなんだと。

その人が何をほしいと思っているか。それを感じれる感性と関わりが、たとえ値段は安くてもその人にとっては、最高のプレゼントになるのだと。感動しました。

まさに『三丁目の夕日』にでてきそうなエピソードを思い出しました。

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